SQLAlchemy は Python の代表的なオブジェクト・リレーショナルマッパー (ORM) の一つです。 SQLAlchemy を使うことで MySQL や SQLite といったリレーショナル・データベース (RDB) を扱いやすくなります。 このセッションでは、データの永続化についての基礎知識から SQLAlchemy の実践的な扱い方までをご紹介します。

このセッションを通して SQLAlchemy を使って RDB にデータを永続化するための方法を知ることができます。 また、SQLAlchemy を扱う上での Tips や注意すべきポイント、便利な周辺ライブラリについても理解が深まります。

プログラミングにおいて、データの永続化は色々な場面で必要になります。 例えばそれは Web サイトでユーザが入力した内容だったり、あるいはインターネットからスクレイピングしてきた情報かもしれません。 そんなデータの永続化ですが、具体的なやり方としては様々な方法が考えられるでしょう。 中でも MySQL や SQLite といったリレーショナル・データベース (RDB) はデータを永続化する上で最も一般的なやり方と言えます。 本セッションでご紹介するのは、そんな RDB を扱いやすくする SQLAlchemy というオブジェクト・リレーショナルマッパー (ORM) です。 SQLAlchemy は採用実績も豊富にあり、多機能で直感的な操作が可能な Python の代表的な ORM の一つです。 ORM を通して RDB を扱うことで、一般にインピーダンスミスマッチと呼ばれる問題を解消できます。 しかしながら、SQLAlchemy は多機能であるが故にとっつきにくいと感じられる面もあります。 また、日本語の資料が豊富にあるとは言えず、扱う上で注意を要するポイントも随所に存在しています。 本セッションでは、データの永続化に関する基礎知識から、SQLAlchemy のより実践的なテクニックまでを体系的にご紹介します。