MCU Gear mini
Yoshinari Kou
- Audience level:
- Novice
- Category:
- Embedded Systems and Mobile / 組み込み機器・携帯アプリ
Description
Raspberry Piと連動するハードウェアです。
特徴はハードの知識不要でIoTが実現できる。
従来品と違い、デバイスの機能とpythonのライブラリを組み合わせるだけで動かす事ができる。
従来品よりも小型、高速化、形状変更しています。
ハードの拡張が容易で、好きなようにブロックを積み上げ、ライブラリをimportするだけで目的のシステムが簡単に設計できます。
ブレッドボードで配線するのと同じようなことを自動で行っているため、量産時に1枚のハードに組み直すことも容易にする予定です。
Abstract
**1、MCU Gearとは?** ( [http://mcugear.com/][2] )
MCU Gearはハードの試作を容易にすることを目的に作られたハードウェアです。ブレッドボードで配線する動きをそのまま自動で行うことが出来る動的に配線する回路です。
![][1]
▲写真は従来品です。
**2、Pythonで簡単に動かせる**
各種センサーやドライバなどのハードウェアをブロックで用意する予定で、ライブラリをダウンロードして簡単なコマンドから実行できるようにする予定です。
**3、オリジナルのハードウェアと組み合わせられるの?**
オリジナルのハードと接続する場合も、配線情報を単純に入力端子の配列(input[*])、出力端子の配列(output[*])、バス(rx, tx, miso, mosi, sclk, cs) という名称を使い抽象的な表現で扱っているため非常に簡単です。電源以外をランダムに一つのブロックに対して接続してプログラムで何番目にどの配線をするか決めるだけです。
**4、従来品とminiの違いは?**
小型(Raspberry PiのIndustrialモデルに合わせた大きさにする予定。従来のRaspberry Piも接続可能にする予定です。)、高速化(デバイス切替速度が十数倍)、Webからの操作を可能にするため、各種webプログラムから動作させる。また、従来品では無かった豊富なデバイスとそのライブラリを用意する予定です。
**5、1枚基板にできるってどういう事?**
電子工作やブレッドボードで通常配線するように回路が動いているため、通常の1枚基板にも容易に変更可能です。また、プログラムの配線情報部分さえ書き換えれば、従来のプログラムやライブラリもそのまま利用可能になります。
**6、試作で使う利点**
通常プログラムはGitHubなどで共有できますが、ハードを共有して開発するのは少々困難です。MCU Gearは自動配線システムなので、デバイスが単純に接続していれば、自動的に見つけて配線してくれるため、同じシステムを簡単に複数個用意できます。また、上記5のように試作したプログラムを流用できるのも便利です。
また、プログラムのライブラリはオープンソース、再配線用回路以外はオープンハードです。
[1]: http://mcugear.com/_src/sc553/sign.jpg
[2]: http://mcugear.com/