Saturday 2:40 p.m.–3:25 p.m.

Sphinxで作る貢献しやすいドキュメント翻訳の仕組み

Takayuki Shimizukawa

Audience level:
Novice
Category:
Documentation

Description

Sphinxは、Sphinxドキュメントのソースから、翻訳しやすいgettext形式の翻訳カタログファイルを作成できます。 また、翻訳カタログを使ったドキュメントの多言語化に対応しています。 あなたは、翻訳カタログを扱える好きなエディタやサービスでドキュメントを翻訳できます。 このセッションでは、これらの機能を使ってドキュメントを翻訳するプロセスの全体像を紹介し、それを自動化する方法について紹介します。 また、Sphinxで書かれたドキュメントを翻訳するうえでのヒント、コツ、そして注意点についてお話しします。

Abstract

Sphinxには、多言語化サポート機能があります。 この機能を使用せずにSphinxで書かれたドキュメントを翻訳するには、ドキュメントのソースを書き換えることになります。 しかし、この方法には3つの問題があります。 1. Sphinxの文章フォーマットを壊さないように気をつけなければならない 2. 多数のボランティアによる翻訳の分担がしづらい、ボランティア参加しづらい 3. オリジナルドキュメントが更新されたとき、翻訳ドキュメントを追従させるのが難しい そこで、Sphixnの多言語化サポート機能を利用します。 Sphinxはgettext形式の翻訳カタログの入出力に対応しているので、翻訳支援機能を備えたさまざまなツールやサービスを簡単に利用できます。 翻訳支援サービスを使うことで、Sphinxのドキュメント翻訳は以下のように実施出来ます。 1. パラグラフ単位で翻訳できる(Sphinxがパラグラフ単位で翻訳カタログに出力します) 2. 多人数で同時編集できる 3. 翻訳メモリや自動翻訳などの機能を使える このようなサービスを利用すると、ボランティアが翻訳に参加しやすくなります。 Sphinx-users.jpチームは、Sphinxとtransifexというサービスを組み合わせて、ドキュメント翻訳の仕組みを作りました。 さらに、drone.ioを使ってプロセス全体を自動化しています。 これによって、(A)元のドキュメントが更新されたときに、transifexの翻訳元文章が更新されます。(B)transifexで翻訳が行われると、その翻訳を取り込んだドキュメントが自動ビルドされてホスティングサーバーにデプロイされます。 このセッションでは、プロセスの全体像と、自動化の仕組みについて紹介し、Sphinxで書かれたドキュメントを翻訳するうえでのヒント、コツ、そして注意点についてお話しします。
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