仮想通貨（bitcoinなど）の内部で用いられているブロックチェーンという仕組みを使うと、記録が改ざんできないデータベースを作ることができます。このデータベース上にDjangoサーバーを立てて、サーバのプログラムやユーザーからの投稿などの改ざんや検閲ができないWebサービスを作ります。

非中央集権的なインターネットの可能性を感じることができます。

今回は、Ethereumという仮想通貨プラットフォーム上にサーバーを立てたいと思います。 ふつうに、Djangoサーバーを立てた場合、こうなると思います。 クライアント ↓　　　↑ プロバイダー ↓　　　↑ ApacheなどのWebサーバー ↓　　　↑ Djangoアプリケーション しかし、今回考えるのは、このような形です。 クライアント ↓　　　↑ 擬似Webサーバー ↓　　　↑ プロバイダー ↓　　　↑ Ethereum上にアップロードされたDjangoアプリケーション 「プロバイダー」が「Webサーバー」よりも下に来ています。つまり、クライアントのOSの中で、Djangoアプリケーションを動かしています。このようにサーバサイドの処理を全てクライアントサイドでやってしまおう、さらにプログラム本体もp2pネットワーク上にあげてしまおう、というのが今回の企画です。つまり、サーバという概念すら消えて、インターネットそのものがすっぽりクライアント（ノード）同士が繋がるネットワークの中に入ってしまうのです！