応募トーク
これは応募されたトークです。聞きたいと思うトークをSNSで拡散しましょう。選考時に参考にさせていただきます。
talk
型ヒントについて考えよう!(ja)
スピーカー
Yusuke Miyazaki
対象レベル:
中級
カテゴリ:
Core Python (Language, Stdlib)
説明
Python 3.5 に導入された型ヒント (Type Hints) は、プログラム中に型アノテーションを記述する方法を標準化し、型チェッカーなどのツールで利用できるようになっています。このセッションでは Python の型ヒントについて紹介した後、他の言語での同様の機能について紹介し、Python の型ヒントの優れているところ、劣っているところを明らかにし、今後の型ヒントの活用方法について考えます。
目的
Python の型ヒント (Type Hints) についての基本的な知識を学び、他の言語で型ヒントに類似する機能がどのように利用されているかを学ぶことで、Python の型ヒントについてより深く理解することができます。
型ヒントについて深く理解することで、より安全なプログラムを書く方法や、IDE の支援を受けてより簡単にプログラムを書くことができるようになります。
概要
[PEP 484][1] で標準化され、Python 3.5 から導入された型ヒント (Type Hints) は、Python プログラムの中に型アノテーションを記述する方法を標準化します。型ヒントは PEP 484 の元になった [mypy][2] などの型チェッカーで利用できますが、2016年現在あまり広く利用されているとは言い難い状況です。
このセッションではまず、 Python の型ヒントが何を標準化していて、何をすることができるのか、型チェッカーの mypy や IDE の [PyCharm][3] などの例を通して紹介し、Python の型ヒントの現状を理解します。
次に、Python の型ヒントの元となった漸進的型付け (Gradual Typing) の考えが導入されている、[TypeScript][4] や [Hack][5] などの他の言語で型アノテーションがどのように利用されているかを紹介し、Python の型ヒントが他の言語に比べて優れている部分や、劣っている部分について明らかにします。
最後に、これまでの議論を踏まえて、Python の型ヒントをどのように利用していくのが良いかを、様々な視点から考えます。
[1]: https://www.python.org/dev/peps/pep-0484/
[2]: http://mypy-lang.org
[3]: https://www.jetbrains.com/pycharm/
[4]: https://www.typescriptlang.org
[5]: http://hacklang.org